転職・退職のリスクに備えるための確定拠出年金の考え方~確定給付型年金にも注意~

転職・退職のリスクに備えるための確定拠出年金の考え方~確定給付型年金にも注意~

こんにちは!ぴなもとです!!

今回は、確定拠出年金についておさらいするのと、転職や会社員を退職して専業主婦になる場合などについて考えてみたいと思います!!

確定拠出年金とは何か

確定拠出年金とは何でしょう?それは、以下となっています。

「企業や加入者が毎月一定額の掛金を拠出して、自分で運用します。イメージとしては、支払われた掛金が自分の口座に積み立てられ、運用して得られた給付金が将来的には自分に戻ってくると考えるといいでしょう。そのため、運用の結果次第で将来受け取れる年金の額は違ってきます。」byりそな銀行HP

どういうことでしょう?
この制度は、もともと今までの年金制度に限界がきて、始まったと言われています。大きな特徴は以下です

・拠出した掛け金は非課税になる
ぼくたちはサラリーマンでいる間、少なくとも20%程度は税金を給料から引かれています。つまり、この制度を使えば、泣く泣く払うしかなかった税金が取り返せるも同様です。最初から20%の利益が確定されている金融商品あるでしょうか?凄くお得ですね!!
・株で得た含み益が非課税になる
普通は20%の税金がかかるので凄いですよね。ただし、外国株の場合はまた異なるので注意が必要です。
・転職しても運用資産をそのまま減らさず転職先へ移管できる
企業型年金では資産が減るのですが、これは凄いメリットです

現在の企業における複数の年金制度について

サラリーマンが加入する年金ですが、大きく3階立てと言われていますが、現状は4つで考えた方が良いと思ってます。

・国民年金
こちらは給料とともに自分のお金から勝手に払うことになりますね。将来の額が少なくなったり、支給開始年齢が70になるとも言われていますね。

・厚生年金
こちらは会社と自分が半分ずつ払う年金ですね。転職しても通算でカウントされますのでほぼ気にしなくても良いくらいです。

・確定給付年金
こちらは企業が運用し、年金として給付されます。拠出金は非課税です。企業が運用するため、金融商品を自分で選べませんが、運用に失敗したら企業が補填してくれます。
自己都合で退職したときは一時脱退金のみが支払われることがほとんどで、もらえる額が低くなります。そのため、転職をためらう理由にこの制度のことが頭に浮かんだりしますね。
企業によってはこの制度がない場合もあります。

・確定拠出年金
こちらは、自分が金融商品を選び、運用する年金制度になります。拠出金は非課税です。確定給付型年金と違って、転職時に資産の移管がそのままできます。

企業型確定拠出年金の限度額は企業によって異なるので注意




確定拠出年金は2種類あって、企業型確定拠出年金と、個人型確定拠出年金があります。

企業型確定拠出年金は、企業が限度額を決めることができ、また、企業が選んだ金融機関先の商品から自分が選んで運用します。
いろんな記事をみて、限度額が書かれているのですが、基本限度額は企業がきめることができるため、企業によってばらばらです。これは、企業型確定拠出年金の課題だと言われています。
ちなみにですが、ぼくの会社はインデックスファンドや、バランス型、債券、元本保証型などが選べ、あとは1種類アクティブファンドが選べます。正直少ないですね・・・。

個人型確定拠出年金ですが、こちらは基本的には法律の許す限りの限度額を拠出でき、また金融機関も自分で選択ができます。おすすめは、ひふみプラスなどがあるSBI証券が良いと思います!!こちらは口座管理手数料も0円です。(ただし、どの金融機関を選んでも、月数百円程度別途手数料を取られるので注意)

ちなみに、企業型確定拠出年金に加入できるか、個人型確定拠出年金に加入できるかは、企業によって異なります。どちらかは必ず加入でき、企業が規則で明記している場合は、両方加入できることもあります。

主婦になるときの確定拠出年金

主婦になった時に、確定拠出年金を拠出するメリットは下がります。理由ですが、収入がない人はそもそも控除できる税金もないため、拠出金が非課税であるメリットを生かすことができません。
退職して、専業主婦になった方は、拠出を停止して、運用のみを行うのも手です。

確定拠出年金の一番難しいポイントは出口




確定拠出年金は非課税といいましたが、実は支給開始とともに税金を取られてしまう恐れがあります。詳しくは調べるとすぐに出てくるのですが、「退職控除」か年金の控除によって控除することで非課税となるので、出口をどうするかが一番ポイントです。
専業主婦の場合は、掛け金を拠出していたのに非課税の恩恵を受けられず、さらに出口で払ってもいない税金を払わされてしまうリスクもあるので注意してください。

投資をするならまず確定拠出年金を考える

基本的に確定拠出年金は制度的に、転職しても移管でき、税制メリットも大きいので、利用する価値が大きいといえますね!!

まとめ

サラリーマンの年金についてざっくりまとめて、その中でも自分で選択できる確定拠出年金はとても使いやすい制度だとわかりました。
確定給付型年金とまぎらわしいので注意してください。

専業主婦の方でも、退職控除を活用し、途中まで働く間拠出し、その後専業主婦時は運用指示のみ行う、という方は加入するメリットはあることがわかりました。

まずは自分の会社がどんな年金制度となっているのか、調べて見てはいかがでしょうか??

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