【速報】2018年のトップリターン1位は米国株に決定しそうです「過去10年のトップ・ワースト1位を振り返って来年の投資先を再考してみた」

【速報】2018年のトップリターン1位は米国株に決定しそうです「過去10年のトップ・ワースト1位を振り返って来年の投資先を再考してみた」

2018年は米国株が好調だった

WealthNaviは厳選した7つのETF(上場投資信託)を通じ 、世界の約50カ国、1万1000を超える企業に分散投資をしています。2018年1月から10月末までのリターンを見ると、7つのETFのうち、米国株(VTI)だけが好調でした。

2018年は米国株が好調だった
各ETFの2018年1月から10月末までの騰落率

2018年は米国株が好調だった

こうした状況を見て、「わざわざ分散投資するよりも米国株だけに投資した方がよいのではないか」と思う人がいるかもしれません。

今回のコラムでは、WealthNaviが米国株(VTI)だけでなく、日欧株(VEA)や新興国株(VWO)、さらには米国債券(AGG)、金(GLD)、不動産(IYR)、物価連動債(TIP)と、異なる資産に分散投資している理由をお伝えします。

米国株がずっと好調とは限らない

確かに、2018年の年初から10月末までのリターンだけを見ると、米国株だけを買っていればよさそうに見えます。それでは、米国株はこれからもずっと好調なのでしょうか。

WealthNaviが投資している7つの資産クラスの年間リターンを比べてみましょう。ここでは、2009年から2018年(※1)の、毎年のリターンが高かった順に資産クラスを並べています。

7つの資産クラスのリターンの順位は、毎年異なっていることがわかります。ある年にリターンが高かったからと言って、翌年もそうだとは限らないのです。

リターンの順位は毎年バラバラ
資産クラスごとの2009年から2018年(※1)の年間リターン

リターンの順位は毎年バラバラ

たとえば2017年は、新興国株のリターンが+31.5%と最も高く、日欧株(+26.4%)、米国株(+21.2%)と続きます。少し遡って、2011年を見てみると、最もリターンが高かったのは物価連動債(+13.3%)で、金(+9.6%)、米国債券(+7.7%)、不動産(+5.5%)と続きます。リターンの高い資産クラスは、2017年とはまったく異なります。

7つの資産クラスのうち、「リターンが1位の資産クラス」「リターンが最下位(7位)の資産クラス」だけをみても、顔ぶれは毎年のように変わっています。「1位」と「最下位(7位)」だけを抜き出したのが下図です。

「1位」も「最下位」も毎年異なる
WealthNaviが投資する7つ資産クラスのうち年間リターンが1位と最下位の資産

「1位」も「最下位」も毎年異なる

たとえば、2012年と2017年のリターンが1位だった新興国株は、2011年と2015年は最下位でした。新興国株は、いいときは高いリターンをもたらすものの、マイナスになったときの下落率も大きく、ハイリスク・ハイリターンであることがわかります。

2018年の年初から10月末までのリターンがプラスだった米国株についても、これから先ずっと同じように好調とは限りません。米国株のリターンが、ほかの資産と比べて低くなる年が訪れる可能性も考えておくべきでしょう。

例えば、リターンを高くすることだけを考えてひとつの資産に集中投資すると、予想が外れて大きく損をするリスクも背負うことになります。これは米国株に限った話ではありません。

WealthNaviが米国株だけでなく、さまざまな資産にも幅広く投資しているのは、その年の世界経済の状況にかかわらず、安定的に資産を成長させていくことを狙っているからです。一つの資産に集中せず分散投資をすることで、大きく儲ける可能性は低くなる一方、大きな損失を出すリスクも抑えられます。

引用:ウェルスナビ

過去10年間で米国株がリターン1位だった回数は3回

2018年は米国株が最も好調だった1年でした。

過去10年で米国株がリターン1位だった回数は3回である一方、ワースト1位になったことは1度もありません。

一方、新興国株は3回リターン1位になったことがある一方、ワースト1位になったことがある回数も3回ほどあります。

期的に大きくリターンを取りたい場合は米国株に長期投資しつつ、米国株が割高菜場合は海外株に分散比率を高めていくのが安定的に成長させる上で大事なのではないでしょうか。

ではまた。

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