AXIA社長のブログ「エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか」に足りない視点

AXIA社長のブログ「エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか」に足りない視点

こんにちは!!ぴなもとです!!

今、ITエンジニアの中で話題になっている記事がありますね!!

ぼくも読みましたが、この記事に対してあまり意味を感じず、
エンジニアが単純にその通りに行っても、
生き残ることはできないと思ったため、この記事を執筆しようと思いました!!

「エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか」の記事について

こちらが話題になっている記事です。


こう言いますが、エンジニアも各年代でいろいろなことを経験し、家庭やプライベートの時間を持つことで、それが財産になることがわかっています。
勉強一辺倒で戦えば仕事はできるようになりますが、趣味、恋愛、健康維持、資産運用。。。
それができないとエンジニアは、結局勉強しても重い仕事が振られ続けるだけです。

つまり、勉強しても勉強しなくても奴隷になるという事実は変わりありません。
また、「勉強している人には面白い仕事を振る」といいますが、ぼくの経験上、エンジニアの世界はそんな組織的に綺麗になっていません
政治的に優位な立ち位置にいる、仕事のできる上司、新人時代に配属されたポジションが良かっただけ。

そういった理由で良い仕事をもらっていることもとても多いです。
そのため、なるべく苦しむほどに勉強するといった泥沼の道を突き進むだけでなく、工夫をしながら業務をこなさなければいけません
その上で、実態として勉強して得られる本当のメリットは何か、突き進めて考えていく必要があります。



勉強しても給料は大して上がりません~IT企業なのに時給制労働の歪んだ日本社会のエンジニア~

「勉強しない人は勉強する人ほど給料は上がりません」と書きますが、しっかり社内の制度を理解することが大事です。

私の企業では、同じ職位のうち、最も成績が良かった上位2%にたいし、下位40%の平凡な社員といくら差をつけるでしょうか?

ボーナスが約1.5倍になります。

正直数ヶ月の残業でカバーできるほどの金額しかもらっていなくてビックリしました。僕は制度を知る前は3倍以上とかもらうのかと思っていたので。

しかも、この程度の差であれば、もし年収が900万を超えたときに、税収が10%上がるという事情が日本には存在するため、むしろ手取りが下がることもあり得ます

また、業務時間外で投資や副業を行ってポートフォリオを分散し、それ以上に稼ぐ人も出てくるでしょう。(この会社はそれほどの給料を、社員に還元しているであれば別だと思いますが・・・)

それと、社外で勉強する時間はやはり週5日制勤務という縛りがあり、残業もすることがあるとなると業務時間外の勉強で期待できるリターンも限られます。

その上で、業務をそれなりにこなすと技術が身につくという基本を忘れてはいけません。

そうであれば、そのポジションをどう作るかが大事です。

社内の製品・システムの勉強は一切してはいけません~要素技術とプログラミングだけを学ぶ~

周りのエンジニアは、教えてくれることと教えてくれないことがあります。

また、業務中に勉強しにくいこととしやすいことがあります。

特に、社内製品のことについては、業務中にマニュアルを読むなどして身につけて、業務時間外にはなるべく勉強しないようにしましょう

なぜか(?)社内製品の知識はエンジニアもウェルカムな姿勢で教えてくれます。

その代わり、要素技術やプログラミングはどちらかというと自分で勉強しなさいという雰囲気になりやすいです。

また、できなければ社内で出来ない社員としてレッテルを貼られます。

また、転職を検討するときにも、社内の知識はほとんど役に立ちません。お金をもらいながら勉強していいてす。もしくは、サボれる部分はサボってください。

法律や制度を知る~歪んだ社会で優位なポジションを戦略的に作る~

法律や制度の理解を深めることはとても大事です。

たとえば、有給休暇が取得できないと嘆いている人がいますが、法律上は5日取得までが会社の義務であり、

それ以上取得させることは法律上の義務ではありません。

ただし、取得を希望すれば基本的に会社は断ることができません。

そのため、有給休暇を取得するためには戦略的に取得する必要があります。

1ヶ月に一日という目立たない頻度で取得する、出来る社員のポジションを勝ち取り、居なければチームが存続できないという心理から年次は自由にとりまくる等。

これは一例ですが、勉強するにも時間が必要であり、こういった戦略をとれるかは非常に優位になります。

上司に恵まれなかったエンジニア~勉強だけでは勝ち取れない社内ポジションの実態~

勉強して優秀になれば良いポジションを与えられますが、評価は絶対評価でなく、相対評価だったりする会社も多いです。

また、上司がどういった繋がりを社内でもっているかなどでもどのポジションに行けるかは変わります。

また、上司が仕事ができないチームにいると、面白くない仕事がたくさん降ってきます。

また、上司が仕事が出来ても、ポジションが良くないと面白くない仕事が降ってきます。

さらに言えば、その企業が上流工程に位置するのか、下流工程に位置するのかでどんな仕事が降ってくるのかも変わります

変な仕事が降ってきたら、大抵組織が崩壊する予兆だと思ってください。

そういう事情があるなかで、どんな仕事を頑張れば報われるのか、考えながら仕事をすることも大事です。



まとめ


今回、「エンジニアは業務時間外でも勉強するべきなのか」という記事に対して、戦略的に行動していくことの視点がたりないと感じたため、こういった記事を記載させていただきました。
若いうちはがむしゃらに頑張ればいいという意見もあるかと思いますが、確かに最初はうまくだまされることも必要かと思います。
でも、知的産業で働くうち、やはりこういう記事を読む度に、ぼくはエンジニア自身がそれぞれ頭を使って現状を打破することが大事だと感じています。
仕事のうち8割くらいは頭を使い、残りの2割くらいで行動するという配分でも良いのではないのでしょうか?
幸い、考えることは時間のリソースをさほど使わない行動様式です。
勉強するだけでなく、なるべく勉強しないことを考えるようになって、勉強という行動のリターンが最大化できると思います。

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